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占術・鑑定

西洋占星術のホロスコープの見方は、4つの要素の掛け算で読む

西洋占星術のホロスコープの見方を、天体・サイン・ハウス・アスペクトの4要素から整理しました。出生時刻がないと何が読めなくなるか、テーマを絞って読む手順も扱います。

西洋占星術のホロスコープは、円の中に記号と線が詰まった図です。初めて見ると情報量に圧倒されますが、読む手順は4つの要素に整理できます。要素ごとに何を担当しているかが分かれば、説明を追いかけられます。

ホロスコープは、生まれた瞬間の空を平面に写した図です

ホロスコープは、ある日時にある場所から見た空の状態を、円形の図に落としたものです。出生の瞬間で作ったものは出生図やネイタルチャートと呼ばれます。

円の中には、太陽や月をはじめとする天体の位置が記号で示されます。円周は12に分割され、外側の分割が12のサイン、内側の分割が12のハウスにあたります。

天体どうしを結ぶ線が引かれていることもあります。これはアスペクトと呼ばれる角度の関係を示すものです。図に描かれる要素は、この4種類でほぼ尽きます。

12分割が二重になっている理由

外側のサインは、地球から見た太陽の通り道を12等分したものです。季節と対応していて、生まれた月日でおおよそ決まります。

内側のハウスは、その瞬間に東の地平線がどこにあったかを起点に12等分したものです。地球の自転で決まるため、時刻が変われば動きます。同じ日に生まれても、朝と夜ではハウスの配置が違います。

同じ円周を2通りに分けているため、天体は「どのサインにあるか」と「どのハウスにあるか」の両方を持ちます。ここが読みの掛け算になる部分です。

4つの要素が、それぞれ別の役割を担当します

ホロスコープの読み方は、要素ごとに担当を分けると整理できます。どれか一つだけを見て結論を出す形にはなりません。

天体は、何のはたらきかを示します

太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星が扱われます。それぞれが人間の中のどのはたらきに対応するかが決まっています。

太陽は意識して向かう方向、月は感じ方や安心の取り方、水星は考えることと伝えること、金星は好みと関わり方、火星は行動と勢い、といった割り当てです。

太陽星座だけを見る雑誌の占いと違い、ホロスコープでは10個の天体すべてが読みの対象になります。太陽と月が違うサインにあることは普通で、その差が説明されることもあります。

サインは、どんな出方をするかを示します

牡羊座から魚座までの12サインは、天体のはたらきがどういう形で現れるかを修飾します。同じ火星でも、牡羊座にあるか蟹座にあるかで出方が変わるという読み方です。

サインは「何をするか」ではなく「どのように」を担当します。天体が動詞、サインが副詞にあたると考えると分かりやすくなります。

ハウスは、どの場面で現れるかを示します

12のハウスは、生活のどの領域かを示します。第1ハウスが本人そのもの、第2ハウスが所有と収入、第7ハウスが対人と結婚、第10ハウスが仕事と社会的な立場、といった割り当てです。

天体がどのハウスにあるかで、そのはたらきが表に出る場面が決まります。金星が第10ハウスにあれば仕事の場面で、第5ハウスにあれば楽しみの場面で、という形です。

ハウスは出生時刻から計算されます。時刻が分からない場合に読めなくなるのは、この要素になります。

アスペクトは、天体どうしの関係を示します

2つの天体が円周上でどれくらい離れているかを角度で見ます。0度、60度、90度、120度、180度が主要な角度として扱われます。

0度は重なって働く関係、120度は滑らかに連動する関係、90度と180度は緊張を含む関係とされます。緊張のある角度が良くないという扱いは一般的ではなく、動きを生む力として説明されることが多いところです。

アスペクトは天体の組み合わせの数だけあるため、図の中で最も本数が多い要素になります。すべてを説明していると時間が足りなくなるため、鑑定では主要なものに絞られます。

3つの要素を掛け合わせて読みます

天体、サイン、ハウスは、単独ではなく組み合わせて読みます。この3つが揃って、一つの文になります。

たとえば「火星が乙女座の第6ハウスにある」であれば、行動する力が、細かく整える形で、日々の仕事や健康管理の場面に現れる、という組み立てになります。

天体だけを見ても場面が分からず、サインだけを見ても何のはたらきか分かりません。3つを合わせて初めて具体的な話になります。鑑定で「火星が」とだけ言われたら、サインとハウスも聞いておいてください。

一つの要素だけで結論を出さない

ある天体が緊張のアスペクトを持っているからといって、その領域が困難になると決まるわけではありません。他の天体との関係や、全体の配置によって読みは変わります。

図の一部だけを取り出して強く断定する説明を受けたときは、他の要素とどう組み合わせたのかを聞いてみてください。組み合わせて読むのが前提の体系です。

12星座占いとの関係

雑誌やテレビの12星座占いは、太陽がどのサインにあるかだけを使ったものです。生まれた月日だけで決まるため、時刻も場所も要りません。

ホロスコープでは、太陽は10個の天体のうちの1つです。太陽星座の説明が自分に当てはまらないと感じる場合、月や水星が別のサインにあることが理由として説明されます。

どちらが正しいという話ではなく、使っている情報量が違います。ホロスコープを見る目的の一つは、この情報量を増やすことにあります。

全部を読もうとすると終わりません

天体10個、サイン12種類、ハウス12種類、アスペクトが数十本という構成のため、網羅的に読もうとすると膨大になります。独学で挫折しやすいのはこのためです。

実際の鑑定でも、全部を説明することはありません。相談のテーマに関わる部分だけを取り出して読む形になります。

テーマから逆に引く

知りたいことが決まっていれば、見る場所は絞られます。仕事のことなら第10ハウスと第6ハウス、恋愛なら第5ハウスと第7ハウス、収入なら第2ハウスと第8ハウス、といった対応です。

該当するハウスに天体があるか、そのハウスの入口のサインは何か、支配星がどこにあるかという順に見ていけば、テーマに関する部分だけを取り出せます。

鑑定でも、聞きたいテーマを先に伝えるほうが噛み合います。テーマがないまま始めると、全体の性質の説明で時間が終わることがあります。

性質を知りたい場合に見る場所

太陽、月、アセンダント(第1ハウスの入口)の3つが基本の組み合わせとして扱われます。意識、感情、外から見た印象の3層にあたるという説明です。

この3つが違うサインにあることは珍しくありません。自分の中で食い違いを感じる部分の説明として使われることがあります。

出生時刻が分からないと、何が読めなくなるか

出生時刻が必要とされるのは、ハウスを計算するためです。時刻が4分ずれると、円が1度回転します。数時間の幅があると、ハウスの配置は大きく変わります。

ハウスは決まりません

時刻が不明な場合、ハウスを使う読みは成立しません。どの場面で現れるかという層が抜けるため、生活の領域に結びつけた説明ができなくなります。

代わりに、サインを基準にした簡易な区分を使う方法があります。ただしこれは本来のハウスとは別のもので、読み手によって採否が分かれます。

月の位置もずれます

月は他の天体より速く動き、1日で12度から15度ほど進みます。時刻が分からないと、月のサインが変わる日に生まれた場合にどちらか決まりません。

生まれた日が境目にあたるかどうかは、日付だけで確認できます。月がサインを移る時刻を調べて、自分の生まれた日がその前後にあるかを見てください。

読める範囲は残ります

太陽をはじめ、動きの遅い天体のサインは日付だけで決まります。天体どうしのアスペクトも、月が絡むもの以外はほぼ確定します。

つまり、時刻が分からなくても読める部分は残ります。読めるものと読めないものを最初に切り分けてもらえば、無理のない範囲で鑑定を受けられます。

時期を見る層は、出生図とは別です

出生図は生まれた瞬間で固定されます。時期の流れを見るときは、現在の天体の位置を出生図に重ねる方法が使われます。トランジットと呼ばれます。

進行図と呼ばれる別の技法もあり、こちらは1日を1年に対応させて図を進めます。どちらを使うかは読み手によって分かれます。

時期を聞きたい場合、この層まで含めた鑑定になります。出生図の説明だけで終わると時期の話は出てこないため、聞きたいなら先に伝えておいてください。

電話で受けるときに控える3項目

図が見えないため、説明された内容を言葉だけで受け取ることになります。控えておくのは、天体の名前、サインとハウス、読まれた内容の3つです。

事前に自分でホロスコープを作成して手元に置いておくと、説明を図の上で追えます。無料で作成できるツールがあり、生年月日と出生時刻と出生地を入れれば表示されます。

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西洋占星術は準備に情報が要る占術です。出生時刻と出生地を先に伝えておけば、算出の時間を説明に回せます。

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掛け算の構造が分かれば、説明を追える

西洋占星術のホロスコープは、天体、サイン、ハウス、アスペクトの4要素でできています。天体が何のはたらきか、サインがどんな出方か、ハウスがどの場面かを担当し、3つを掛け合わせて一つの読みになります。

全体を網羅しようとすると終わらないため、知りたいテーマから該当するハウスを引く形で絞ってください。鑑定でも、テーマを先に伝えるほうが噛み合います。

出生時刻が分からない場合はハウスが決まりません。ただし太陽をはじめとする天体のサインは残ります。読める範囲を最初に切り分けてもらえば、無理なく受けられます。

よくある質問

ホロスコープの見方はどこから始めればよいですか

天体、サイン、ハウス、アスペクトの4要素のうち、まず天体とサインとハウスの組み合わせから見ます。この3つが揃って一つの読みになります。

西洋占星術と12星座占いは何が違いますか

12星座占いは太陽のサインだけを使います。ホロスコープでは10個の天体、12のサイン、12のハウス、天体間の角度をすべて使うため、扱う情報量が違います。

ホロスコープに出生時刻は必要ですか

ハウスを計算するために必要です。分からない場合はハウスを使う読みができませんが、天体のサインやアスペクトの多くは日付だけで決まるため、読める範囲は残ります。

アスペクトに悪い角度はありますか

90度や180度は緊張を含む関係とされますが、良くないものとして扱う読み方は一般的ではありません。動きを生む力として説明されることが多くなります。

時期のことを見てもらうにはどうすればよいですか

出生図とは別に、現在の天体を重ねるトランジットという層を使います。時期を知りたい場合は、鑑定の冒頭で伝えておいてください。

この記事から確認できること