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電話占いのトラブルが起きたときに、記録を作って窓口に持ち込む手順

電話占いのトラブルは、記録を残してから窓口に持ち込む順序で進みます。残す項目、返金が当然には認められない理由、消費生活センターと法テラスの使い分けを公的資料をもとに整理しました。

電話占いのトラブルは、起きたあとに何から手を付けるかで進み方が変わります。窓口に相談すると決めても、手元に記録がなければ話を組み立てられません。残しておく項目と、持ち込む先の使い分けを、公的機関の資料をもとに整理します。

トラブルとして扱われている中身は4つに分かれます

同じ言葉でまとめられていますが、進め方は種類によって変わります。自分の状況がどれに当たるかを先に決めると、持ち込む窓口も決まります。

請求額が想定と違う

無料の範囲で終えるつもりが課金されていた、聞いていた単価と明細が合わない、といった形です。金額の話として扱われるため、根拠になるのは通話の日時と時間、そして明細になります。

やり取りを終えられない

通話を切りたいのに話が続く、メッセージのやり取りをやめたいのに引き止められる、という形です。国民生活センターは、無料時間の終了案内が流れたあとも占い師が話し続けて自分から電話を切れず、高額な請求に至った事例を公表しています。この経路については別の記事で詳しく扱っています。

解約や退会が進まない

退会の手続きが見つからない、連絡しても返答がない、という形です。手続きの話なので、いつどの方法で連絡したかの履歴が根拠になります。

鑑定とは別の契約に誘導された

祈祷や開運のための品物、個別の継続契約など、鑑定料とは別の支払いを勧められる形です。金額が大きくなりやすく、法的な枠組みで扱う対象になり得ます。

最初にやることは、記録を残すことです

窓口に相談する場合も、事業者に連絡する場合も、手元の記録が話の土台になります。記憶で説明すると、日付や金額が曖昧になって進みません。

残しておく項目

次の5つを、分かる範囲で書き出してください。すべて揃っていなくても構いません。

  • 登録した日と、使ったサービス名
  • 通話やメッセージの日時と、それぞれの長さ
  • 支払った金額と、その方法(決済の明細を含む)
  • やり取りの中で言われた内容のうち、判断に影響したもの
  • 解約や問い合わせをした日時と、その手段

金額は、鑑定料と通話料で請求元が分かれます。両方を並べないと総額が見えません。内訳の構造は別の記事で整理しています。

退会する前に画面を保存する

退会すると、それまでのやり取りを確認できなくなる場合があります。国民生活センターも、退会によってメッセージを確認できなくなる可能性があるとして、画面を保存しておくよう案内しています(国民生活センター 占いサイトのトラブルに注意)。

やり取りをやめたい気持ちが強いときほど、先に退会してしまいがちです。画面の保存を済ませてから手続きに進んでください。通話が中心のサービスでは、鑑定の履歴と請求の明細が残る形になります。

支払った分が当然に戻る仕組みはありません

期待を先に整えておくほうが、そのあとの動きを決めやすくなります。

通信販売にクーリング・オフの規定はありません

電話占いは、特定商取引法の通信販売にあたります。消費者庁は、通信販売にクーリング・オフ制度がないことを明記しています。商品の引渡しを受けた日から8日以内であれば申込みの撤回や解除ができるとされていますが、事業者が広告であらかじめ特約を表示していた場合は特約によるとされています(消費者庁 特定商取引法ガイド 通信販売)。

鑑定は通話という役務の提供にあたり、受け終わったあとに返品する形が想定されていません。訪問販売のように無条件で契約を解除できる制度は、この取引には用意されていないことになります。

消費者契約法には取消しの枠組みがあります

一方で、不当な勧誘によって結んだ契約については、消費者契約法が取消しを認める枠組みを置いています。消費者庁は同法について、不当な勧誘による契約の取消しと、不当な契約条項の無効等を規定するものと説明しています(消費者庁 消費者契約法)。取り消しうる勧誘行為の類型は、法改正によって追加されてきました。

自分の状況がこの枠組みに当たるかどうかは、やり取りの中身によって変わります。判断を自分で下すより、記録を持って窓口に相談するほうが確かです。当たらない場合でも、事業者との話し合いで解決する余地は残ります。

相談する窓口を内容で使い分ける

持ち込む先は、扱っている内容によって分かれます。どれか一つに絞る必要はなく、順に使う形でも構いません。

消費生活センター

請求の内容に納得できない、解約が進まないといった消費生活の相談は、消費生活センターが窓口になります。全国共通の番号として消費者ホットライン188が案内されていて、居住地の窓口につながります。

相談は無料で、事業者との間に立って助言を受けられます。最初に持ち込む先として、ここから始める形が進めやすくなります。

法テラス

法的な手続きを視野に入れる段階になったら、法テラス(日本司法支援センター)が相談先になります。国が設けた法律の総合案内所で、金銭トラブルや消費者被害を含む分野の相談を扱っています。

サポートダイヤル(0570-078374)のほか、霊感商法等対応ダイヤル(0120-005931)が別に用意されています。鑑定とは別の契約に誘導された種類の相談は、後者の窓口が対応する範囲に入ります。チャットとメールでの相談も受け付けられています(法テラス)。

なお、0570で始まる番号は携帯電話のかけ放題の対象外になります。長くなりそうな相談は、料金の扱いを踏まえて手段を選んでください。

警察

金銭をだまし取られたと考えられる場合は、警察への相談も選択肢に入ります。ただし、鑑定の内容が想定と違ったという理由だけでは、刑事の枠組みで扱う対象になりにくくなります。

どの窓口でも、最初に求められるのは経緯の説明です。記録を作る作業が、結局どこに持ち込む場合にも土台になります。

事業者に連絡するときは、事実と要望を分ける

窓口に相談する前後で、事業者に直接連絡する場面があります。伝え方を整えておくと、話が進みやすくなります。

書くのは、起きた事実、確認したいこと、こちらの要望の3つです。事実は日付と金額を添えて並べ、感想と分けます。要望は「返金してほしい」なのか「明細の内訳を示してほしい」なのかを明示します。

連絡はメールや問い合わせフォームなど、記録が残る手段を選んでください。電話だけで済ませると、何をいつ伝えたかが手元に残りません。返答の期限を添えておくと、次の判断に移る時点が決まります。

同じことが起きにくい契約の仕方

起きたトラブルの多くは、契約の時点で確認できたはずの項目に紐づいています。請求額の食い違いは料金の数え方に、無料のつもりが課金されたのは無料枠の境目に、解約が進まないのは支払方法と手続きの記載に対応します。

ウラシルベでは掲載している16サービスについて、料金・初回特典・在籍数・対応時間・支払方法の5項目を公式サイトで確認し、確認できた項目だけを記録しています。5項目すべてを確認できたのは2サービスで、料金を確認できたのは11サービスでした。確認できなかった項目は空欄のまま残していて、二次情報で埋めることはしていません。

公開されている項目が多いことは、鑑定の質を保証しません。ただし、後から争点になったときに、契約の時点でどう書かれていたかを示せる状態かどうかは変わります。条件が公式サイトに書かれていれば、記録として保存しておくこともできます。

次の3つは、登録の前に画面を保存しておくと後で使えます。

  • 料金ページの単価と、注記の部分
  • 無料枠がある場合の条件と、対象になる範囲
  • 支払方法と、解約や退会の手続きを説明したページ

無料枠の境目については、課金に切り替わる仕組みを別の記事で扱っています。

条件の確認が進んでいるサービスから見る

次の表は、5項目のうち4項目以上を公式サイトで確認できたサービスを並べたものです。料金の示し方と支払方法を、登録前に比べられます。

サービス初回特典料金チャネル対応時間
電話占いウラナ10分無料初回10分無料(対象占い師の初指名)1分220円〜330円(税込)電話 / メール時間帯の指定あり
電話占いコメット5分無料初回5分無料(全占い師の初指名)1分200C〜400C(1コイン=1円、税抜。別途消費税。税込換算 220円〜440円)電話時間帯の指定あり
電話占いヴェルニ初回特典あり(金額は公式未確認)1分180円〜600円(税込)電話 / チャット / メール / 対面24時間

料金・特典は各サービスの公式発表をもとに手動で確認した内容です。最新の条件は各公式サイトでご確認ください。

運営会社の規模で絞りたい場合は上場企業が運営する電話占いが使えます。表示している内容は運営者が公式サイトで確認したもので、確認できていない項目は推測で埋めず未確認と表示しています。

記録があれば、次に進む先が決まります

電話占いのトラブルは、請求額・やり取りの終え方・解約の手続き・別の契約への誘導の4つに分かれます。どれであっても、最初にやることは記録を残すことです。通信販売にクーリング・オフの規定はないため、支払った分が当然に戻る前提では動けませんが、消費者契約法の枠組みや事業者との話し合いで解決する余地は残ります。

まず、日付と金額とやり取りの中身を書き出し、退会する前に画面を保存してください。そのうえで、消費者ホットライン188に相談するところから始めると、次に進む先が決まります。

よくある質問

電話占いのトラブルはどこに相談できますか

請求や解約の話であれば消費生活センターが窓口になり、消費者ホットライン188から居住地の窓口につながります。法的な手続きを視野に入れる段階では法テラスが相談先になり、霊感商法等に対応する専用のダイヤルも用意されています。

支払った料金は返金してもらえますか

当然に戻る仕組みは用意されていません。電話占いは通信販売にあたり、消費者庁は通信販売にクーリング・オフ制度がないことを明記しています。不当な勧誘があった場合は消費者契約法の取消しの枠組みに当たる可能性があるため、記録を持って窓口に相談してください。

相談する前に何を用意すればよいですか

登録日とサービス名、通話やメッセージの日時と長さ、支払った金額と方法、判断に影響した発言の内容、問い合わせの履歴の5つです。すべて揃っていなくても相談はできます。

退会してから相談しても大丈夫ですか

退会するとそれまでのやり取りを確認できなくなる場合があります。国民生活センターも画面を保存しておくよう案内しているため、手続きの前に保存を済ませてください。

鑑定の内容が当たらなかった場合も相談できますか

鑑定の内容が想定と違ったという理由だけでは、扱う枠組みが限られます。請求額の食い違いや、鑑定とは別の契約に誘導されたといった具体的な事実があるかどうかで、相談の進み方が変わります。

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