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占術・鑑定

占いの占術の種類は、何を材料にするかで3つに分かれる

占術は命術・卜術・相術の3つに分類されます。分類の軸は読み方ではなく、何を材料にして読み始めるかです。それぞれの性質と、電話で受けられる範囲を整理しました。

占いの占術は数十種類が名前を持っていますが、分類そのものは3つで足ります。分ける軸は、読み方の違いではなく、何を材料にして読み始めるかです。材料が分かれば、その占術で何が扱えるかも見えてきます。

分類の軸は、読み方ではなく材料です

占術を並べた一覧を読むと、それぞれの説明が似て見えます。性質が分かる、相性が分かる、時期が分かる、といった記述が繰り返されるためです。

分類を理解する手がかりになるのは、読み始めるときに何を手元に置いているかです。生まれた時点の情報から始めるのか、その場で起きた偶然から始めるのか、目の前にある形から始めるのか。ここで3つに分かれます。

この3分類は、命術・卜術・相術という呼び方で古くから使われています。名前を覚える必要はありませんが、材料の違いとして押さえておくと、占術を選ぶときに使えます。

命術: 生まれた時点の情報から読む

生年月日や出生時刻、出生地を材料にする体系です。四柱推命、西洋占星術、数秘術、算命学などが該当します。

材料が固定されているのが特徴になります。生まれた時点の情報は変わらないため、いつ鑑定を受けても同じ材料から始まります。命式やホロスコープといった中間物が作られ、それを読む形になります。

扱える時間の幅が長くなります

生まれた時点の情報からは、生涯にわたる傾向が読まれます。加えて、そこからの時間の流れを見る仕組みが体系ごとに用意されています。年単位、あるいは十年単位の区切りで流れを追う形です。

このため、数か月から数年先を扱う相談に噛み合います。転職の時期、環境を変える時期、関係の見通しといった問いに材料が出ます。

短い範囲の判断には向きません

区切りが年や月の単位であるため、明日どうするか、今週どう動くかという問いには答えが出にくくなります。材料が動かない以上、日単位の変化を読む仕掛けがないためです。

事前の準備が要ります

生年月日だけで済む体系と、出生時刻や出生地まで要る体系があります。時刻が分からない場合、読める範囲が変わることがあります。

数秘術のように生年月日だけで足りる体系であれば、時刻が不明でも影響を受けません。準備の重さは体系によって違うため、手元の情報から選ぶ形も取れます。

卜術: その場の偶然から読む

カードを引く、さいころを振る、筮竹を操作するなど、その場で起きた偶然を材料にする体系です。タロット、易、ルノルマンカード、オラクルカードなどが該当します。

材料が固定されていないのが特徴になります。同じ人が同じ日に同じ問いを立てても、引くたびに違う結果が出ます。生年月日は必要なく、問いを立てるところから始まります。

扱えるのは近い時期です

偶然から読む体系は、今の状況とそこからの流れを扱うとされます。範囲は数週間から数か月程度で、それより先については材料が薄くなります。

このため、明日どうするか、今週の判断をどうするかという相談に噛み合います。結果を確かめるまでの時間も短いため、記録して振り返る使い方がしやすい体系になります。

問いの立て方が結果を決めます

材料が問いに紐づいているため、問いが変われば結果も変わります。「どうなりますか」と聞けば幅のある答えが返り、「いつまでに何を確認するとよいか」と聞けば時期と行動を含む答えが返ります。

問いを増やせばそのぶん引き直しになるため、通話時間も伸びます。一度に投げる問いは絞るほうが収まります。

相手の情報が要りません

相談に相手が登場する場合でも、相手の生年月日を必要としません。連絡先しか知らない相手について聞きたい場合や、相手の情報を持っていない場合は、この体系が選択肢になります。

相術: 目の前にある形から読む

手相、人相、家相、風水などが該当します。手のひらの線、顔立ち、住まいの間取りといった、今そこにある形を材料にする体系です。

材料が時間とともに変わるのが特徴になります。手相の線は年月を経て変化するとされ、住まいを移せば家相も変わります。命術のように固定されておらず、卜術のようにその場限りでもない中間の性質を持ちます。

電話では扱いにくい体系です

材料が視覚的な形である以上、見えなければ読めません。電話では手のひらも顔立ちも見られないため、この体系をそのまま受けることはできません。

写真を送る形で対応する場合もありますが、電話占いの標準的な進み方には含まれません。手相や人相を見てほしい場合は、対面か、画像を送れる形式を選ぶことになります。

間取りについては相談できる場合があります

家相や風水のうち、間取りの配置に関する内容は言葉で伝えられます。方角と部屋の配置を口頭で説明すれば、材料として成立します。

ただし、正確に伝えるには準備が要ります。図を手元に用意して、方角を確認してから通話に入るほうが、やりとりが短く済みます。

道具を使わない鑑定は、どこに入るか

霊感や霊視と呼ばれる鑑定は、この3分類のどこにも収まりにくい位置にあります。生まれた時点の情報も、偶然の結果も、目の前の形も材料としないためです。

分類を4つにして霊術という枠を立てる整理の仕方もあります。ただ、他の3つと違って手順が外から見えないため、同じ軸で並べると比較しにくくなります。

実際の鑑定では、他の体系と併用されることが多くなります。カードを引きながら感覚的な読みを加える、生年月日を手がかりとして使う、といった形です。

分類の境目にある占術

3つの枠は便宜的なもので、どこに入れるか意見が分かれる占術もあります。境目を知っておくと、説明が資料ごとに食い違っていても混乱しません。

姓名判断は、材料の取り方で位置が変わります

姓名判断は、名前の画数を材料にします。名前は生まれた時点で与えられるものなので命術に近く、一方で文字の形を数えるという点では相術にも接します。

資料によってどちらに置くかが分かれるのは、この二面性によるものです。実際の鑑定では、生年月日と組み合わせて読まれることが多く、命術の体系と併用されます。

易は、偶然を体系で受け止めます

易は、その場でさいころや筮竹を操作して結果を出すため卜術に入ります。ただ、出た結果を読む枠組みが厳密に定められている点で、命術に近い性質も持ちます。

偶然から始まりながら、読み方に大きな幅がないという構造になります。同じ結果からは同じ枠組みが引かれるため、記録して読み直すことも可能です。

分類にこだわらなくてよい場面

鑑定を受ける側にとって、その占術がどの枠に入るかは重要ではありません。知りたいのは、何を材料にするかと、どの時間の幅を扱うかの2点です。

この2点は、鑑定の冒頭で聞けば分かります。「何を材料に見ていただけますか」「どのくらい先までのことが分かりますか」の2問で足ります。分類名を知らなくても、必要な情報は取れます。

電話で受けられるのは、材料が言葉になる体系です

3分類を電話占いに当てはめると、受けられる範囲がはっきりします。

命術は、生年月日と出生時刻を口頭で伝えられるため成立します。中間物が作られる体系のため、その内容を読み上げてもらえば記録も残せます。

卜術も成立します。カードを引くのは占い師の側になりますが、材料が偶然である以上、誰が引くかは体系の前提として固定されていません。

相術は、形が見えないため制約を受けます。間取りのように言葉で伝えられるものを除き、電話では扱いにくくなります。

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分類を、選ぶときに使う

種類を覚えることが目的ではありません。分類が役に立つのは、相談を持ち込む先を決めるときです。

数か月から数年先のことを知りたいなら命術、数日から数週間のことなら卜術、というように、時間の幅で絞れます。相手の生年月日が手元にないなら卜術、という絞り方もできます。

選び方の手順そのものは、別の記事で整理しています。

材料が分かれば、扱える範囲も分かります

占いの占術の種類は、何を材料にして読み始めるかで3つに分かれます。生まれた時点の情報から読む命術、その場の偶然から読む卜術、目の前の形から読む相術です。

材料が変われば扱える時間の幅も変わります。命術は数か月から数年、卜術は数週間から数か月が主な範囲になります。相術は形が見えないため、電話では扱える範囲が限られます。

占術の名前を覚えるより、自分の相談がどの材料と噛み合うかを先に決めてください。それだけで候補が絞れます。

よくある質問

占術の種類はいくつありますか

名前が付いているものは数十種類にのぼりますが、分類は3つで整理できます。生まれた時点の情報を使う命術、その場の偶然を使う卜術、目の前の形を使う相術です。

命術と卜術はどちらが当たりますか

材料も扱える時間の幅も違うため、同じ軸では比べられません。数か月から数年先のことは命術、数日から数週間のことは卜術のほうが噛み合います。

手相は電話占いで見てもらえますか

手のひらが見えないため、そのままでは扱えません。手相や人相を見てほしい場合は、対面か画像を送れる形式を選ぶことになります。

霊感占いはどの分類に入りますか

3分類のどこにも収まりにくい位置にあります。4つめの枠を立てる整理もありますが、手順が外から見えないため、他の体系と同じ軸では比べにくくなります。

複数の占術を組み合わせてもらえますか

両方を扱う方であれば可能です。ただし説明にそれぞれ時間が要るため、どちらを主にするかを先に伝えておくと配分が調整されます。

この記事から確認できること