占い依存の心理は、決めることの負担が外に移る仕組みから見る
占い依存と呼ばれる状態がどういう心理の仕組みで起きるのかを、決定の外部化や不確かさへの負担から整理しました。自分の状態を確かめる質問と公的な相談窓口も扱います。
占いに頼りすぎている状態は、意志の弱さの問題として語られることがあります。ただ、続いてしまう側には仕組みがあります。決めることの負担がどこに移っているかから見ていきます。
依存という言葉が指している状態
占い依存という言葉は広く使われていますが、医学的な診断名として定められたものではありません。日常語として、頻度や金額が自分の想定を超えている状態を指すのに使われています。
このため、何回以上なら依存という基準はありません。月に3回でも問題ない人がいて、月に1回でも支障が出ている人がいます。回数で線を引くと、実態からずれます。
見るべきなのは量ではなく、決め方が変わっているかどうかです。以前は自分で決めていたことを、相談してからでないと決められなくなっているかが目安になります。
決めることの負担が、外に移る仕組み
人が何かを決めるとき、外れた場合の責任を自分で引き受けることになります。この負担が重いほど、決めるのが遅くなります。
相談して答えをもらうと、この負担が軽くなります。自分で決めたのではなく、示された方向に沿ったという形になるためです。
先送りできる状態が生まれます
決めなければならない場面で「まず聞いてみよう」と考えられると、その時点では決めなくて済みます。決定が先に延びるぶん、負担が下がります。
これ自体は自然な動きです。難しい判断を人に相談するのは、占いに限らず誰でもすることになります。
問題が起きるのは、聞いた後も決まらない場合です。答えをもらっても踏み出せないと、次の相談が必要になります。同じ問いを繰り返す状態は、ここから始まります。
責任の所在が動きます
外れたときに「言われたとおりにしたのに」と考えられる状態は、一時的には楽になります。ただし、この形が続くと、自分で判断する経験が積み上がりません。
判断の経験が減ると、次に決める場面でも負担が重く感じられます。負担が重いから相談し、相談するから経験が積まれないという循環が生じます。
移った先から戻すのが難しくなります
一度この形になると、自分で決めることが以前より難しく感じられます。以前できていたことができなくなったのではなく、比較の基準が変わったためです。
答えをもらってから決める状態を知ってしまうと、答えなしで決めるのが不確かに感じられます。戻すには、負担を引き受け直す段階が必要になります。
答えが返るタイミングが、行動を強めます
相談して満足する体験と、しない体験が混ざっている状態は、行動を続けさせやすい構造として知られています。毎回同じ結果が返る場合より、不規則に返る場合のほうが続きやすいという指摘があります。
占いの相談では、噛み合う回と噛み合わない回があります。噛み合った回の記憶が強く残り、次も期待できるという見通しにつながります。
当たった記憶のほうが残ります
自分の考えに合う情報を集めやすく、合わない情報を軽く扱う傾向は、確証バイアスとして知られています。占いに限らず働くものです。
10回のうち2回噛み合った場合でも、記憶に残るのはその2回になります。噛み合わなかった8回は、そもそも思い出されないことが多くなります。
このため、実際の割合より手応えのほうが大きく感じられます。記録を取ると、この差が見えてきます。
不確かさに耐える負担
答えの出ない状態が続いていること自体が、負担になります。相手の気持ちが分からない、結果がいつ出るか分からないという状態は、待っている時間の長さに比例して重くなります。
相談すると、その場では不確かさが減ります。何らかの見通しが示されるためです。減った状態が数日続き、また戻ってくると、次の相談につながります。
深夜に強くなる理由
夜間は、この負担が大きく感じられやすい時間帯です。連絡できる相手が少なく、事務的な手続きも動かせません。できることがない時間だからです。
深夜に相談したくなる回数が増えているなら、扱っているのは相談の中身ではなく時間帯の問題である可能性があります。この場合、相談を減らすより、夜の過ごし方を変えるほうが効きます。
一人で抱えている状態が背景にあります
相談の内容が、周囲に話しにくいものであることが多くなります。不倫、家族との関係、職場での立場といった相談は、身近な人に話すと関係に影響します。
話せる相手がいない状態で抱えていると、聞いてもらえる場所の価値が上がります。占いの相談が果たしているのは、見立てを得ることだけではありません。
否定されない場所であること
鑑定では、相談の内容を否定されることが少なくなります。友人に話せば止められるようなことでも、前提として受け止められます。
この性質は、話しやすさにつながる反面、続けやすさにもつながります。止める人がいない構造になっているためです。
自分の判断を誰にも止められていない状態が続いているなら、それ自体が確認しておく点になります。
費用が積み上がる構造
相談の1回あたりの金額は、大きくないことが多くなります。ただし間隔が短くなると、月の合計は変わります。
支払いが分割されていると、総額を把握しにくくなります。後払いや複数の決済手段を併用している場合は、なおさら見えにくくなります。
明細を1か月分並べて合計を出すと、想定との差が分かります。合計を見てから間隔を決める形にすると、判断が具体的になります。
自分の状態を確かめる3つの質問
いま自分がどこにいるかは、次の3つで見当が付きます。誰かに答える必要はありません。
一つめは、前回から状況が動いていないのに相談しようとしているか。動いていない状態で聞くと、同じ答えが返るか、違う答えが返って混乱するかのどちらかになります。
二つめは、同じ問いを別の相手にも投げているか。答えが揃うまで探している状態であれば、求めているのは見立てではなく確認になっています。
三つめは、通話のあとに落ち着かない時間が続くか。整理のために相談したはずが、材料が増えて決められなくなっている場合があります。
公的な相談窓口があります
使う頻度や金額を自分で決められなくなっている感覚があるなら、公的な窓口で相談できます。精神保健福祉センターは精神保健福祉法に基づいて各都道府県と政令指定都市に設置されていて、こころの健康全般に加えて依存に関する相談も扱っています(厚生労働省 全国の精神保健福祉センター)。
気持ちの落ち込みや眠れない状態が続いている場合は、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)から居住地の公的な相談窓口につながります(厚生労働省 まもろうよ こころ)。
支払いや請求に確認したい点がある場合は、消費者ホットライン(188)から居住地の消費生活センターにつながります(国民生活センター 消費者ホットライン)。占いに関する相談事例も公表されています。
これらの窓口を使うことは、占いをやめる決定を意味しません。自分の状態を一度外側の人に説明してみる、という使い方でも構いません。
判断を仕組みの側に置く
意志で回数を抑えようとすると、負担が高まった場面で崩れます。判断を仕組みの側に移しておくほうが持ちこたえます。
前払いで上限を設ける、後払いの利用額に制限がある形を選ぶ、上限に達すると通話が終わる仕組みを使うといった方法があります。自分で止める判断をしなくて済む形です。
| サービス | 初回特典 | 料金 | チャネル | 対応時間 |
|---|---|---|---|---|
| 電話占いポラルカ | 3,000円新規登録で3,000円分(3,000ポイント) | 1分180ポイント〜360ポイント※条件あり。補足は詳細ページに記載通話料: 無料(携帯・固定とも) | 電話 | 時間帯の指定あり365日、朝9:00〜翌朝5:00 |
| 電話占いウラナ | 10分無料初回10分無料(対象占い師の初指名) | 1分220円〜330円※条件あり。補足は詳細ページに記載通話料: 無料(ウラナが負担。1分以内の通話も無料) | 電話 / メール | 時間帯の指定あり |
| 恋愛応援スペーシア | 10分無料10分無料鑑定を1人3回まで(合計30分、別の占い師)参考値 | 1分100円〜※条件あり。補足は詳細ページに記載通話料: 利用者負担参考値 | 電話 | 24時間 |
「参考値」は公式サイトでは確認できていません。複数の紹介記事で一致した内容を、公式で裏づけが取れるまでの参考として掲載しています。
料金・特典は各サービスの公式発表をもとに手動で確認した内容です。最新の条件は各公式サイトでご確認ください。
支払い方法ごとの管理のしやすさは電話占いの支払い方法の比較|明細の残り方と上限で選び分けるにまとめています。
仕組みが分かれば、変える場所も決まります
占い依存として語られる状態は、意志の強さの問題というより、決めることの負担がどこに移ったかの問題として見ると輪郭がはっきりします。負担が外に移ると、自分で判断する経験が積まれず、次も外に頼ることになります。
噛み合う回と噛み合わない回が混ざっていること、当たった記憶のほうが残ることも、続きやすさに関わります。記録を取ると、手応えと実際の割合の差が見えてきます。
前回から状況が動いていないのに相談しようとしているか、同じ問いを別の相手にも投げているか、通話のあとに落ち着かないかの3つを確かめてみてください。当てはまるなら、公的な窓口に一度状態を説明してみるという選択もあります。
よくある質問
占い依存とはどういう状態を指しますか
医学的な診断名ではなく、頻度や金額が自分の想定を超えている状態を指す日常語です。回数で線を引くより、以前は自分で決めていたことが決められなくなっているかで見るほうが実態に合います。
なぜ占いをやめられなくなるのですか
決めることの負担が外に移り、自分で判断する経験が積まれなくなる循環が働きます。加えて、噛み合う回と噛み合わない回が混ざっている構造が、行動を続けさせやすくします。
深夜に相談したくなるのはなぜですか
夜間は連絡できる相手が少なく、手続きも動かせないため、不確かな状態に耐える負担が大きく感じられます。相談の中身ではなく時間帯の問題である場合があります。
何回以上だと使いすぎですか
回数の基準はありません。前回から状況が動いていないのに相談しようとしているか、同じ問いを別の相手にも投げているかを見てください。
どこに相談すればよいですか
精神保健福祉センターが依存に関する相談を扱っています。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)からも居住地の窓口につながります。支払いに関することは消費者ホットライン(188)が窓口になります。